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という“あったらいいな”の欲求がMAXに達し、朝方まで“ほうき”をネット検索。 出会ってしまった、大治将典さんデザインの“掛け不精ほうき”。 一目見た瞬間、使い勝手の良さが容易に想像できてしまうデザイン。 伝統的なモノや、古くから使われてきた素材の良さを再確認させてくれます。 作っていたのは江戸箒の老舗、「白木屋中村伝兵衛」さん。 “江戸箒”の材料となるのは、希少な国産のホウキモロコシ。 熟練の職人さんが草をグレード別に選別した後、数工程に及ぶ編み上げ前の下準備。 お店の一角に設けられた、小上がりの上に座布団がひとつ。 その上にあぐらをかくように座り、職人さんの作業が始まりました。 草を数ブロックに束ねたものを、鮮やかな手さばきで編み上げていきます。 杭に巻いておいた綿糸と草の束を引き合いながら、しっかりと形を整える為、時には杭に足を押し付ける姿勢でダイナミックに糸を引きます。 椅子に座ってはできない作業なのです。 みるみるうちに、美しい編み込み模様が表れ、ほうきの形に近付いていきます。 ものづくりの工程を知れば知る程、作り手への敬意と、そのものへ愛着が湧くというもの。 草の密度を高くしても、少しでも軽くなるよう編み方が改良されてきたなど、 先人達の知恵と工夫が詰まった誠実なものづくりが、しっかりと現代に受け継がれていました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
by ckld
| 2010-06-26 01:45
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